（10月29日）　小石川植物園

久しぶりの小石川植物園、１０月末の休日は爽やかな秋晴れ

　

10月も後半になると冬型の気圧配置が見られるようになり、先日は近畿地方で木枯らし1号が吹き、各地でこの秋一番の冷え込みを記録しています。今日の10/29は天気図のように雲一つない秋晴れが広がり、日差しがたっぷりで本当に爽やかな一日でした。 　秋晴れの良い天気でしたので、久しぶりに小石川植物園に出かけてきました。大きな被害をもたらした先月末の台風15号の爪痕も少しずつ修復され、いつもの平穏な園内の佇まいが戻っていました。入口の坂道を登り切った事務棟の傍らで多数のシュウメイギク（秋明菊）が出迎えてくれます。シュウメイギクは名前に菊が付いていますが、キク科ではなくキンポウゲ科の多年草です。 赤紫色の花も隣に咲いていました。 　柴田記念館のすぐ近くに、ピラカンサ（バラ科）の灌木があって、毎年このように真っ赤な実をたわわにつけて私たちを楽しませてくれます。このピラカンサにはローズデールの園芸種名がついています。 　不思議な空間のような写真ですが、これはカラタチ（枳殻、枸橘 ；ミカン科）の幹や枝の部分です。鋭い刺が互生していて、間違って触れると鋭い痛みを感じます。この刺は葉や枝が変形したものといわれています。カラタチにはミカンのような実がなります。 　園内のハナミズキ（花水木）も色づいてきました。樹の下側から空を見上げ、日光を透かして裏側から見えるハナミズキの紅葉も美しいものです。ハナミズキの紅葉の後方には緑葉や黄葉があって彩りを添えてくれます。 　最後に、わが家の庭先です。ノボタン（野牡丹）の花が次々に咲き出してきました。夏に買い求めていたのですが、その頃は花芽が多く付いていたにもかかわらず、数輪の花しか咲いていませんでした。しかし、気温が落ち着いてくると大輪の紫色の花が次々に咲くようになって大いに楽しんでいます。

→ ブログ記事 　 左記以外の園内写真 （10月29日） クロガネモチ（黒鉄黐；モチノキ科）の木にも赤い実が点々と沢山付いていました。 　　 マルバチシャノキ（丸葉萵苣の木；ムラサキ科）の黄色の実の大きな塊。 　 まだ青いナツミカン（夏みかん）の実が付き始めました。 　　 無数のカリン（花梨）の実が青空の中で撓わに成っています。 　 カラタチ（枸橘）の真ん丸な果実が成っています。 　　 秋の七草の一つハギ（萩；マメ科）の花がこの時期でも盛んに咲いていました。 　　　 ハナミズキ（花水木）の紅葉が青空と美しく調和しています。 　　 シュウメイギク（秋明菊；キンポウゲ科））には、赤紫色の花もあります。 　 キバナコスモス（黄花秋桜；キク科）が柴田記念館の近くに植えられていました。 　　 秋の七草の一つフジバカマ（藤袴；キク科）の薄紫色の花が咲いていました。 　　 イソギク（磯菊；キク科）の小さな黄色の花が密生して咲いていました。 　　 関東地方に多く見られるトネアザミ（利根薊；キク科）。 　　 青いリンドウ（竜胆）の花が咲いていました。リンドウ科の多年草です。 　　 わが家のノボタン（野牡丹）の花。この時期になって次々に花を咲かせます。